8月つくたま塾「コ―ワーキングスペース7Fにみる“場”の可能性」の報告

つくたま塾 2014年8月26日 19時~21時20分の記録

◎講師::星野邦敏さん((株)コミュニティコム代表)

◎参加者:10名

◎タイトル:「コ―ワーキングスペース7Fにみる“場”の可能性」

資料:当日スライド(Slideshare)
ビデオ(YouTube)

[概要]

星野さん、35歳。20歳代後半からWordPressを駆使して、運営サイトなどのオープンソースの活動をしている。株式会社コミュニティコムを設立している。旧浦和市の出身で、大震災3.11で西日暮里のオフィスが被害を受けたことなどを契機に生まれたところに戻ってきた。
この場所は、オーナーの栗原さんとの偶然の出会い。栗原さんも古くなったビルや空き室の利用についていろいろと考えていたところ、「コ―ワーキングスペース(co-working space)」で一致した。

IMG_7096「ここのコ―ワーキングスペースは、民間の公民館」

コワーキングスペースは世界的には2005年ごろから出現しているらしいが、アメリカでは企業が出資者向けに用意したスペースであったりしている。日本では2010年5月に神戸市内ででき、現在では300か所以上になっているという。それぞれの設立経緯や運営方法などは多様である。星野さんは国内の代表的なコワーキングスペース数十か所を訪れ、それぞれの強み・弱い点を分析し、7Fでは必要最小限の装置の整備をして、いろいろなインプットで魅力付けを心がけた。それが「民間の公民館」の表現になっている。

この場所は、65坪。年中無休で、受付スタッフが常駐。室内はロフト風で、空間的にはがらんとしている。しかし、人々のアクティビティは熱気がある。

利用者は、月間約2500人。月額会員約70名。約4割がIT系、3割が地域で活動している人たち、2割がIT系以外の事業者、1割が遠方からの出張者。ちなみに、この場所を法人登記している人たちもいる。

3つの目的は、①就労支援事業、②子育て支援事業 ③地域の課題解決の場。

IMG_7098 ①について:この場所では、隣の人に気安く話しかけられることを心がけている。それが新しい事業を生み出したり、個々人にとってはスキルアップになったする。「職業訓練校」と「ハローワーク」を一緒にしたような機能を果たしたいという。この場所では、IT技術を中心に勉強会などが頻繁に開催されている。また、時々「題名のない昼食会」が開かれるなど、知り合う機会をつくっている。

②について:子育て中の女性向けには、スペース内に子供が遊べるコーナーを設けているが、近くにあるmama’s smile(一時預かり専門託児所)とも提携して子供を安心して預かってもらえる。その際に、託児の費用の半分を負担している。

③について:先の昼食会以外にも婚活の場所、ボードゲームの集まりなど様々なテーマを持つ集まりを設けて、人と人が繋がること、集まることで解決の糸口を探せる機会をつくる。

経営的には、黒字を開設当初から維持している。とはいっても、開設当初は星野さんの人件費はなし。2014年5月から店長が交代した。計11人のスタッフで運営している。

「郊外都市」がキーワード。最近、空き家や空き室活用の相談がひっきりなしだという。

星野さんが「素人が1年間本気でやった」ことの成果がでた。今後は、7Fスタイルを変えることではなく、進化させること。たとえば、「7F大学」を充実発展させたい。

 

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