1月つくたま塾「都市の中で《できごと》をつくる意味」の報告

つくたま塾 2014年1月24日 19時~21時の記録

◎講師:鷲野宏氏(アートディレクター、都市楽師プロジェクト主宰)

◎参加者:10名

◎タイトル:「都市の中の「できごと」をつくる意味」

IMG_4752  ・さいたま市大宮駅近くで育った鷲野さんは街の奏でる様々な音に囲まれていた。大栄橋を通過する自動車の音、国鉄大宮工場の車両整備の音、夕方からのつやっぽい音、氷川参道の大きな樹木が揺れる音など。目で見える景色に音がかぶさり、豊かな街を味わった。

・都内を中心に音に絡んだイベントを紹介していただいた。

・都市楽師とは、吟遊詩人を思い浮かべるとよいらしい。

・出来事がハレ・非日常とケ・日常の間を行ったり来たりすることがねらいらしい。

・音のイベントのねらいは演奏をおとなしく聞く状況をつくるのではない。その場を顕す音の状況を明らかにする。隠れた音の置かれた状況をえぐり出すような作業だ。

・音は見えないからいろいろな意見がある。そうした意見を乗り越えていくことも鷲野さんのチャレンジだ。

・このイベントに面白と付き合う演奏家との出会いも大事だ。神田川の名橋を舟で巡り、声楽家が橋の下、道路の騒音などの中で、演奏する。

・求道会館、代官山ヒルサイドテラスなどの音の出来事は個々人の思いをひとつに再構成するようだ。

・青山学院大学の新入生歓迎の音の風景はよかった。学園を構成する複数の建物の由緒を音で表わしていく。学生たちは音と建物でシンボライズされた空間を楽しむ。

・音の演出は、精緻なプログラムで構成される。しかし、その時の天候などの変化や参加者の属性によって、まったく異なる条件が発生してしまう。ローレンスハルプリンが作成したパフォーマンスの進行プログラムに似ていた。時間を設計する試みだろう。

・子供たちが参加する音の地図を作製するイベントが2月に都内、代官山で開催される。これからさいたまの多くのまちかどで、音を発見していくことをしてみたい。(文責・若林)

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