さいたま市長選挙2021 公開質問

NPO法人都市づくりNPOさいたまでは、2021年5月に行われるさいたま市長選挙の候補者に対し、まちづくり市民ネットワークさいたま、さいたま・まちプラン市民会議、さいたま市民自治フォーラムと有志の皆さんと共に、公開質問書をお送りしました。回答がありましたら、こちらに掲載し、共有したいと思います。


Update

2021年6月20日:清水市長に対し、同じ内容で「市長への手紙」として質問書をお送りしました。

2021年5月27日:投開票の結果、清水勇人氏が当選しました。

2021年5月11日:〆切とした5月10日までに、両名から返事はありませんでした。

2021年4月30日:立候補を表明している、清水氏、前島氏に、公開質問書を送付しました。

 


質問書の内容

市長選立候補予定者への質問書

○○○○様                     2021年4月30日

特定非営利活動法人都市づくりNPОさいたま、
まちづくり市民ネットワーク・さいたま、さいたま・まちプラン市民会議、
さいたま市民自治フォーラム、  有志一同

私たちは、さいたま市の自治に関心を持ち、地域で活動する市民活動団体のメンバーです。広く市民、企業、行政等との連携・協働のもとに、地域の自治とまちづくりに主体的、継続的に関わっていくことを目指しています。
そのため、新たに選ばれる市長の率いる行政と、いかに協働してさいたま市のまちづくりに取り組んでいけるかについて深い関心を抱き、2009年以来の市長選に際して候補予定者に質問書を提出してきました。
特に今回は、2020年以来のコロナ禍の中で、新たな課題、改めて見直すべきことも見つかっていると考えられます。それらも踏まえて、特に市民と行政の協働によるまちづくりを中心にして、あなたのお考えを聞かせてください。

以下の5つの質問について、あなたのお考えを200字程度でお書きいただき、おおむね5月10日までに、文書あるいはメールにてご返事いただくようお願いいたします。ご返事の内容については、団体メンバーで共有するとともに、都市づくりNPOさいたまのホームページ(https://www.tsukutama.info)で公表を予定しております。

1)市民と行政の協働の推進への取組みについて

さいたま市の総合振興計画の基本理念には「市民と行政の協働」が謳われており、「さいたま市市民活動および協働の推進条例」も制定されています。しかしながら、市民同士の協働は活発化しているものの、行政と市民の協働はまだまだ限定的と言わざるを得ません。

Q1a 市民との協働において、現在の市役所職員の働き方をどのように評価しますか。また、今後どのような働き方を期待しますか。(200字程度で)

Q1b 地域単位(区より狭いエリア、あるいは区をまたぐエリア)のまちづくり、エリアマネジメントにおいては、行政とも協働した市民活動が重要であると考えられます。これを進めるためには、どのような仕組みや組織が必要と考えますか。(200字程度で)

Q1c さいたま市に2か所設置されている「アーバンデザインセンター」の活動をどう評価しますか。また今後どのように発展させるべきと考えますか。(200字程度で)

2)自治基本条例の制定について

さいたま市における自治基本条例の制定については、2010年4月から2012年2月までにわたって「さいたま市自治基本条例検討委員会」による精力的な検討が行われ、報告書が提出されています。しかしその後、行政、議会においても何らの検討もされずに放置されています。
私たちは、市民と行政、議会がさいたま市の自治の基本理念を共有するとともに、様々な場面でまちづくりに取り組む際の指針として、何らかの条例や憲章などが必要であり、これを市長のリーダーシップのもとに、実現してほしいと考えています。

Q2 あなたは、さいたま市において「自治基本条例」の制定が必要と考えておられますか。
また、どのような条例がふさわしいと考えておられますか。(200字程度で)

 

3)市政における区役所の役割について

さいたま市には、10の行政区が設置されています。東京の23区とは位置づけが異なりますが、「さいたま市区における総合行政の推進に関する規則」における区役所の役割にも、「3.市民参加による地域の個性を生かしたまちづくりの拠点」と位置付けられています。
しかし、政令指定都市化から18年経った現在、区で行っていることは窓口サービスが中心であり、長年続いた「区民会議」も廃止されてしまいました。

Q3a さいたま市の区役所は、「区民参加によるまちづくりの拠点」として、市民サービスのみでなくどのような役割を果たしていくべきと考えますか。(200字程度で)

Q3b 「区民会議」が果たしてきた役割をどう評価しますか。また今後、このような区民が主体的に区のまちづくりについて考える場を設置する意向をお持ちですか。
(200字程度で)

 

4)公民連携事業の理念と進め方について

公共事業・プロジェクトにおける公民連携については、整備に民間資金を活用するだけでなく、市民セクター・非営利セクター、大学等の参加により、公正で多様な市民のためになる事業を進めるべきと考えます。

Q4 公民連携事業をどのように進めようとお考えですか。(200字程度で)

 

5)芸術に基づくまちづくりの進め方について

さいたま市では、「さいたま市文化芸術都市創造条例」に基づくまちづくり施策を実施してきました。私たちは、市民生活を豊かにする取り組みとしてこれらを評価するとともに、楽しんできました。

Q5a 「さいたまトリエンナーレ2016」および「さいたま国際芸術祭2020」の実績をどう評価しますか。また、今後どのように継続・発展させていくべきとお考えですか。
(200字程度で)

Q5b さいたま市における文化芸術に関わる市民活動拠点やアートカウンシルの必要性についてどうお考えですか。(200字程度で)

 

以上です。よろしくお願いいたします。

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