つくたま塾「政令市さいたま市の足元から考える」の報告

◎日時:2022年5月17日(火)19:00~21:00

◎講師:奈良吉倫さん(都市づくりNPOさいたま創設メンバー、顧問)

◎参加者:**名

◎場所:与野本町コミュニティセンター第1・2集会室とオンラインのハイブリッド開催

◎タイトル:「政令市さいたま市の足元から考える-大宮駅東口区域活性化の変遷を追う」

激動の埼玉県の都市化時代に活動された、当会顧問の奈良吉倫さんにお話をしていただきました。ご用意いただいた資料は、大宮駅東口区域と環境空間です。

・大宮駅東口区域は埼玉県のへそとも言える重要ゾーンです。大宮氷川神社が鎮座し、旧中山道が南北に通っています。おおむね現在の市街地構造は戦前の耕地整理事業によって形成されました。これまでにいろいろな取り組みがなされてきましたが、まだ中断しているプロジェクトもあります。現在、駅への通学通勤手段が個別的な交通手段に頼っているので、ひどい交通渋滞が起きて、路線バスが数珠つなぎになって動かないことが多い。新たな課題として耕地整理後に形成された住宅市街地の地域内交通問題への対応を指摘されました。

・環境空間は新幹線が埼玉県南地域を縦断するのに伴い、激しい騒音に反対する住民活動への対策として軌道の両側に緩衝空間を設けることを埼玉県庁が積極的に提案して実現をしました。その対応過程を詳細な資料に基づき話され、今も環境空間としての空間の連続性に課題があるという指摘です。

・その他、埼玉県内の都市が抱える課題への克服すべき生活条件(大型の病院が少ない、まちなか芸術・アートが不在など)を大所高所から分析し、提言をされました。

・質疑応答では、埼玉県は戦前の都市計画法が施行された時にも耕地整理によって宅地が整備されてきたのは、多くは水田地帯であり水との調整があったので、耕地整理手法が行政的にもやりやすかったのかもしれないし、土木系の技術者は戦前には災害後の対応である砂防工事に向けられていたとの指摘がありました。

・高度経済成長期の現在のURが行ってきた大規模宅地開発事業の動向についても質問があり、色々な話題をしていただきました。

現在、断捨離中の氏の本棚や保管箱の片隅に埋もれていた記録から、これからのまちづくりを考えていくヒントを得るべく、今後も根掘り葉掘りとお話をおききしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください