さいたま市長選挙2021 公開質問

NPO法人都市づくりNPOさいたまでは、2021年5月に行われるさいたま市長選挙の候補者に対し、まちづくり市民ネットワークさいたま、さいたま・まちプラン市民会議、さいたま市民自治フォーラムと有志の皆さんと共に、公開質問書をお送りしました。回答がありましたら、こちらに掲載し、共有したいと思います。


Update

2021年6月20日:清水市長に対し、同じ内容で「市長への手紙」として質問書をお送りしました。

2021年5月27日:投開票の結果、清水勇人氏が当選しました。

2021年5月11日:〆切とした5月10日までに、両名から返事はありませんでした。

2021年4月30日:立候補を表明している、清水氏、前島氏に、公開質問書を送付しました。

 


質問書の内容

市長選立候補予定者への質問書

○○○○様                     2021年4月30日

特定非営利活動法人都市づくりNPОさいたま、
まちづくり市民ネットワーク・さいたま、さいたま・まちプラン市民会議、
さいたま市民自治フォーラム、  有志一同

私たちは、さいたま市の自治に関心を持ち、地域で活動する市民活動団体のメンバーです。広く市民、企業、行政等との連携・協働のもとに、地域の自治とまちづくりに主体的、継続的に関わっていくことを目指しています。
そのため、新たに選ばれる市長の率いる行政と、いかに協働してさいたま市のまちづくりに取り組んでいけるかについて深い関心を抱き、2009年以来の市長選に際して候補予定者に質問書を提出してきました。
特に今回は、2020年以来のコロナ禍の中で、新たな課題、改めて見直すべきことも見つかっていると考えられます。それらも踏まえて、特に市民と行政の協働によるまちづくりを中心にして、あなたのお考えを聞かせてください。

以下の5つの質問について、あなたのお考えを200字程度でお書きいただき、おおむね5月10日までに、文書あるいはメールにてご返事いただくようお願いいたします。ご返事の内容については、団体メンバーで共有するとともに、都市づくりNPOさいたまのホームページ(https://www.tsukutama.info)で公表を予定しております。

1)市民と行政の協働の推進への取組みについて

さいたま市の総合振興計画の基本理念には「市民と行政の協働」が謳われており、「さいたま市市民活動および協働の推進条例」も制定されています。しかしながら、市民同士の協働は活発化しているものの、行政と市民の協働はまだまだ限定的と言わざるを得ません。

Q1a 市民との協働において、現在の市役所職員の働き方をどのように評価しますか。また、今後どのような働き方を期待しますか。(200字程度で)

Q1b 地域単位(区より狭いエリア、あるいは区をまたぐエリア)のまちづくり、エリアマネジメントにおいては、行政とも協働した市民活動が重要であると考えられます。これを進めるためには、どのような仕組みや組織が必要と考えますか。(200字程度で)

Q1c さいたま市に2か所設置されている「アーバンデザインセンター」の活動をどう評価しますか。また今後どのように発展させるべきと考えますか。(200字程度で)

2)自治基本条例の制定について

さいたま市における自治基本条例の制定については、2010年4月から2012年2月までにわたって「さいたま市自治基本条例検討委員会」による精力的な検討が行われ、報告書が提出されています。しかしその後、行政、議会においても何らの検討もされずに放置されています。
私たちは、市民と行政、議会がさいたま市の自治の基本理念を共有するとともに、様々な場面でまちづくりに取り組む際の指針として、何らかの条例や憲章などが必要であり、これを市長のリーダーシップのもとに、実現してほしいと考えています。

Q2 あなたは、さいたま市において「自治基本条例」の制定が必要と考えておられますか。
また、どのような条例がふさわしいと考えておられますか。(200字程度で)

 

3)市政における区役所の役割について

さいたま市には、10の行政区が設置されています。東京の23区とは位置づけが異なりますが、「さいたま市区における総合行政の推進に関する規則」における区役所の役割にも、「3.市民参加による地域の個性を生かしたまちづくりの拠点」と位置付けられています。
しかし、政令指定都市化から18年経った現在、区で行っていることは窓口サービスが中心であり、長年続いた「区民会議」も廃止されてしまいました。

Q3a さいたま市の区役所は、「区民参加によるまちづくりの拠点」として、市民サービスのみでなくどのような役割を果たしていくべきと考えますか。(200字程度で)

Q3b 「区民会議」が果たしてきた役割をどう評価しますか。また今後、このような区民が主体的に区のまちづくりについて考える場を設置する意向をお持ちですか。
(200字程度で)

 

4)公民連携事業の理念と進め方について

公共事業・プロジェクトにおける公民連携については、整備に民間資金を活用するだけでなく、市民セクター・非営利セクター、大学等の参加により、公正で多様な市民のためになる事業を進めるべきと考えます。

Q4 公民連携事業をどのように進めようとお考えですか。(200字程度で)

 

5)芸術に基づくまちづくりの進め方について

さいたま市では、「さいたま市文化芸術都市創造条例」に基づくまちづくり施策を実施してきました。私たちは、市民生活を豊かにする取り組みとしてこれらを評価するとともに、楽しんできました。

Q5a 「さいたまトリエンナーレ2016」および「さいたま国際芸術祭2020」の実績をどう評価しますか。また、今後どのように継続・発展させていくべきとお考えですか。
(200字程度で)

Q5b さいたま市における文化芸術に関わる市民活動拠点やアートカウンシルの必要性についてどうお考えですか。(200字程度で)

 

以上です。よろしくお願いいたします。

2017年さいたま市長選立候補予定者公開質問への回答を発表します

2017年4月21日に4団体(さいたま市民自治フォーラム、都市づくりNPОさいたま、さいたま・まちプラン市民会議、まちづくりネットワーク・さいたま)合同で提出した、さいたま市長選立候補予定者への公開質問について、本日(5月7日)までに寄せられた回答を発表します。
3人の立候補予定者のうち、中森福代氏からは「開票日以降に回答する」旨のお返事を頂き、清水勇人氏からは5月10日にご回答を頂きました。前島英男氏からはまだお返事が届いておりません。
公職選挙法の規定変更により、告示後にも本ページの更新が可能になりましたので、回答をいただきましたら随時更新いたします。

※更新(2017年5月10日)清水勇人氏から回答がありましたので、掲載いたしました。
※更新(2017年5月16日)前島英夫氏からFAXで回答がありました。回答を掲載しました。

回答の内容は、以下の通りです。

設問1)市民と行政の協働の推進への取り組み >>回答

設問2)自治基本条例の制定 >>回答

設問3)地域における市民主体のまちづくりの推進 >>回答

設問4)さいたま市における自然環境の保全・整備 >>回答

設問5)市政における区役所の役割 >>回答


質問の全文(pdfファイル)

中森ふくよ氏からのFAX(pdfファイル)
前島英夫氏からのFAX(pdfファイル)

2017年さいたま市長選挙は、2017年5月21日の投開票の結果、清水勇人氏が当選しました。
さいたま市選挙管理委員会 公式ホームページ


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2017年さいたま市長選挙4団体合同公開質問・回答5

2017年さいたま市長選挙 4団体合同公開質問・回答

設問5)市政における区役所の役割

さいたま市には、10の行政区が設置されています。東京の23区とは位置づけが異なりますが、「さいたま市区における総合行政の推進に関する規則」における区役所の役割にも、「3.市民参加による地域の個性を生かしたまちづくりの拠点」と位置付けられています。
しかし、政令指定都市化から14年経った現在、区でできることは極めて限られており、特にまちづくりの面でもっと役割を充実させていくことが必要と考えます。

 

Q5a「区民参加によるまちづくりの拠点」として、現在の区役所の機能には何が不足しているのでしょうか。あなたのお考えをお書きください。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
市民に身近なさいたま市役所の行政機関の一部としての身近な区役所改革の結果として、区役所の窓口満足度は、平成22年度の調査では75.5%であったものが、平成27年には97.7%となっております。(窓口満足度アンケート調査より)

今後は、さらに市民満足度の高い行政サービスを目指して、窓口満足度向上のほかに相談業務の向上などに関しても、個々のスキルアップを目指し、引き続き研修等を実施していきたいと考えます。

アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 現市長は「コンパクトシティ」「選択と集中」を掲げ2都心4副都心開発にまちづくりを進めています。区ごとに歴史的な経過や地理的条件が異なるにもかかわらず、この方針で進めることで、中心区と周辺区で地域間格差、アンバランスが生じています。私は区ごとの個性が輝くまちづくりを掲げていますが、区の権限を強め、ふさわしい財政保障を行います。選出区ごとの市会議員のお力も借りて、市民のみなさんとまちづくりを進めたいと考えています。

Q5b 総合振興計画あるいは都市計画マスタープランの区別計画を、区役所と区民が主体になって策定することを提案します。これに取り組む意向をお持ちですか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
総合振興計画や都市計画マスタープランを始めとした本市の計画では、市民の参加を得てよりよい計画とする取組を進めております。

例えば総合振興計画後期基本計画「第4部 各区の将来像」に関しては、地域の特性を生かし、区民に身近なまちづくりを進めるための基本的かつ大きな方向性を示しております。進め方としては、市民ワークショップや市民アンケートを実施するとともに「区の将来像に係る検討懇話会」を区ごとに設置、開催して多くの意見をいただくなどしたうえで取りまとめました。

同様に、総合振興計画においても市民の皆さまのご意見を伺うことの他、シンポジウムを開催するなどさまざまな取組を行っております。

今後も今までの取組を基本としながら、一人ひとりがしあわせを実感できる都市を目指して、取り組みを進めたいと考えております。

アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 総合振興計画とそれにもとづく都市計画マスタープランのまちづくりの柱が「2都心4副都心」開発です。まずこうした中心駅前の開発に巨額の税金を投じる旧態依然をした開発行政を転換したうえで区別の計画(プラン)を市民のみなさんとつくっていきたいと考えます。

2017年さいたま市長選挙4団体合同公開質問・回答4

2017年さいたま市長選挙 4団体合同公開質問・回答

設問4)さいたま市における自然環境の保全・整備

さいたま市には、大きな人口集積、高度の都市機能を有するとともに、身近で豊かな農地・緑地が残っています。このことは、さいたま市の重要なアイデンティティであり、これらを保全・整備していくことは、きわめて重要な政策課題であると考えます。
また、今後の自然環境の保全・整備にあたっては、生物多様性、景観形成、防災、レクリエーション等の多様な価値の追求が求められます。

Q4a 見沼田んぼ等の縁辺部にある斜面林は、多様な価値を備えた重要な自然環境ですが、有効な保全策のないままに消滅の危機に瀕しています。この保全に対して、積極的に取り組む意向をお持ちですか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
私の選挙公約では、しあわせ倍増計画3で(8)自然・環境倍増−首都圏有数の緑地空間「見沼田んぼ」の保全・活用・創造と緑化、花いっぱい運動の推進として、見沼田んぼの積極活用を掲げています。

斜面林を保全するためには多額の財源が必要となることから、基金の活用や見沼田圃基本計画アクションプランの実施など、斜面林を含む見沼たんぼの利活用に関する総合的な政策を推進したいと考えています。

アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 見沼田んぼを保全していくうえでは、農家と農地を利用する市民、および様々な市民団体への支援を強めることが必要と考えます。支援策の内容については、当事者からよく意見を聞くことが当然必要です。特に農業者が減っているもとで、耕作放棄地の問題も出ており、農家への支援強化を抜本的に強めることは見沼田んぼを保全していくうえでも重要と考えます。

Q4b 多様な価値を備えた身近な公園・緑地の維持管理には、行政のみでなく市民の参画が必要と考えます。行政と市民の協働の一環として、公園・緑地の市民管理の推進に、積極的に取り組む意向をお持ちですか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
既に都市公園や市民花壇の管理を始めたケースもあるため、事業の効果を検証した上で、拡大可能かどうか検討したいと考えます。 アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 自治的に住民が公園を管理することについては私も賛同します。利用する市民のみなさんの要望を反映させ、利用しやすく・利用したくなる公園にしていくことは大事だと考えます。ただし、市が行政の責任を市民に肩代わりさせ、安上がりな行政のための口実にならないように気をつけなければならないと考えます。
 

Q4c さいたま市の環境基本計画(2010年改訂)では、「生物多様性保全地域戦略」が位置づけられていますが、その具体的な展開はなされていません。あなたは、これに積極的に取り組む意向をお持ちですか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
さいたま市環境白書では、生態系に影響を与える特定外来生物被害への100%対応、担保性のある緑地面積や保存樹林の増加、特別緑地保全地区の取得等に関する取組の報告があるのはご案内の通りです。対象となる土地取得の推進には市民・事業者・市の連携が必要ですが、その根底となる生物多様性についての認識が向上していない現実があるのはご存じの通りです。今後、国や県とも連携して、より一層の環境学習や啓発活動の推進を図る必要があると考えています。 アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 見沼田んぼは東京近郊にありながらキジが生息するなど、自然環境が比較的豊かな状況がまだ残されています。一方で、私が子どものころはホタルが普通に見られたものですが、今は市民団体のみなさまの努力のもとで見られる状況になってしまっています。Q4aでお答えしたような保全のとりくみとともに、生物多様性の確保のためにも自然環境を取り戻す具体的なプログラムを市民のみなさんとつくりたいと考えます。

2017年さいたま市長選挙4団体合同公開質問・回答3

2017年さいたま市長選挙 4団体合同公開質問・回答

設問3)地域における市民主体のまちづくりの推進

さいたま市の総合振興計画では、都市づくりの基本理念として、「だれもが住んで良かった、住み続けたいと思える都市」を目指すとしています。政令指定都市に移行後、住宅系の開発が活発化し、さいたま市の人口は順調に増加しています。しかし、緩い都市計画規制のもとに無秩序な高層高密化が進行している事実も無視できません。住居系用途地域については、「高度地区」が指定されましたが、私たちはそれに加えて、地域における住民と企業、行政の協議にもとづく良好な開発の誘導が必要と考えています。国の制度改正を待つことなく、政令指定都市として、独自の都市計画行政に取り組んで他の市町村のリードしていくことが望まれます。

Q3a 地域における良好な都市整備を誘導するため、住民と企業、行政の協議の方法等を含めた、「地域まちづくり条例」の制定を提案します。
これに対するあなたのご意見をお聞かせください。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
現在、地域の合意に基づいてまちづくりを進める「地区計画制度」があるので、これを活用したい。地域住民と協働して行うことは市政運営の基本方針であり重要であるが、ご提案の「地域まちづくり条例」の詳細が分からないので回答は保留します。 アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 考え方としては賛同するものです。現市長のもとでもさまざまなワークショップ等、形式上は市民の意見を聞く形をとっているものを数多く開いていますが、その実態はコンサルタント会社に事実上丸投げし、すでに定めた市の各種計画にそって議論を誘導し、結論付けるアリバイ的なものになっています。市民に「ご理解いただく」ためではなく、「市民の意見を反映する」ためのしくみづくりと行政の姿勢が必要と考えます。

2017年さいたま市長選挙4団体合同公開質問・回答2

2017年さいたま市長選挙 4団体合同公開質問・回答

設問2)自治基本条例の制定

さいたま市における自治基本条例の制定については、平成22年4月から24年2月までにわたって「さいたま市自治基本条例検討委員会」による精力的な検討が行われ、報告書が提出されています。しかしその後、行政、議会においても何らの検討もされずに放置されています。

私たちは、市民と行政、議会がさいたま市の自治の基本理念を共有するとともに、様々な場面でまちづくりに取り組む際の指針として、何らかの条例や憲章などが必要であり、これを市長のリーダーシップのもとに、実現してほしいと考えています。

Q2a あなたは、さいたま市において「自治基本条例」の制定が必要と考えておられますか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
自治基本条例については、検討委員会の議論や市民の皆さまからのご意見などを踏まえで成案化について検討しておりましたが、既存条例との整合など、乗り越えていかなければならない課題も残っていると認識しています。

また条例に関して、市民の皆さまへその必要性が十分周知が図られていない、また理解が進んでいないと感じています。

さいたま市人口ビジョンや地方創生の取組の中でも本市の特性等を分析し、また東日本大震災や熊本地震などの大規模災害を経験する中で市民の皆さまのコミュニティや市民意識の変化も見られることから、自治基本条例については引き続き検討を進めていきたい。

アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

議会の賛同を得ること抜きに条例化できないもとで、これまでの経過を踏まえて、地方自治の在り方についてよく行政と議会が市民とともに議論していくことが必要と考えます。同時に、現市長のように自治体を経営体としてとらえたうえで行政改革を進めることは市民との共同にくさびを打つことになります。地方自治法の「住民福祉の増進」に市政の基本をまずもって置くことを抜きに条例化することは拙速と考えます。

Q2b あなたは、さいたま市のおける「自治基本条例」として、どのような条例がふさわしいと考えておられますか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
今までの検討委員会の議論や市民の皆さまからのご意見などを踏まえたうえで、時代の変化を適切に捉え、さいたま市の実情を的確に反映したものが望ましい。 アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

地方自治法でも定められている通り、地方自治体の基本は住民福祉の増進にあります。その立場を市政の基本にすえたうえで、市民との共同を具体的に進めていくことが必要と考えます。

2017年さいたま市長選挙4団体合同公開質問・回答1

2017年さいたま市長選挙 4団体合同公開質問・回答

設問1)市民と行政の協働の推進

さいたま市の総合振興計画の基本理念には「市民と行政の協働」が謳われています。しかしながら、私たちから見ると、行政職員は、市民が感じている新たなさまざまな課題の解決に向けて、市民と一緒に行動することに極めて消極的であると感じられます。総合振興計画の基本理念は、十分に具現化されているとは考えられません。

Q1a 市民と行政の協働について、ここ数年はむしろ後退していると感じています。この現状、その要因をどのように認識されていますか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
市民と行政の協働に関して後退しているとの前提でのご質問ですが、さいたま市では市民参加について市民活動推進委員会を設置して活動しています。例えば、地域をよくしたいという企業とNPOが一緒になって取り組むことを始めとして、市内の市民活動等の情報発信をおお手伝いただくことなど、さまざまな取組を進めております。

市民活動の支援に加え市民協働の推進の充実を図る上で、さまざまな人材の参加がある本市の特色を活かした取組を進めていきたいと考えます。

アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

  安倍政権のもと、市民の自由な活動を抑えつけようとする動きが強まっています。そうしたもとで現市長は政権の意向を忖度した市政を進めてきたことは問題です。また市職員が不足している現状に加え、現市長がイベントと2都心開発を中心とした市政に拍車をかけたことで市民と行政の協働が後景に追いやられているのではないでしょうか。

Q1b 市民と行政の協働の推進に向けて、あなたは市役所の職員にどのような働き方を求めますか。また、それをどのように評価していこうと考えておられますか。(200字程度で)

清水はやと 中森ふくよ氏 前島ひでお氏
 職員一人ひとりが市民満足度向上に対する理解と目標を共有し、自ら考え、市民の皆様のためにどんなことができるか、どうすれば市民の皆様に「さいたま市は住みやすい」、「これからもさいたま市に住み続けたい」と思ってもらえるかを最大の目標とした働き方を求めています。

能力・実績を重視した人事評価を行うことで職員の意欲向上を図るとともに、人事評価結果を活用した適材適所の人事配置を進めます。

アンケートを拝読させて頂きました。ご質問などの文面から市民活動に対する貴団体の熱意と誠意を非常に強く感じました。

さてご依頼のあったアンケートでございますが、出馬表明記者発表から短期間で少ないスタッフのまま準備を進めており、告示前まで非常に時間がないのが現状でございます。頂いたアンケートには非常に重要な質問がたくさん挙げられており、しっかりと精査し、根拠をつかみ、実態を把握した上でお答えしなければ大変失礼にあたるのではないかと考えております。

こちらの都合で大変恐縮ではございますが、市長選挙が落ち着いた5月21日の投開票日以降で改めて検討させて頂いた上でご回答させて頂ければ幸いです。
この度はアンケートのご依頼を頂いたのにもかかわらず、ご協力できす大変申し訳ありません。貴団体のますますのご活躍を祈念しております。

 現市長は「シティセールス」「市役所の高品質経営」などと企業的理念を中心にした市政運営をしています。これを憲法の理念を根底においた市政運営に転換します。その意識を職員と共有し、トップダウンから市民目線・市民が主役の視点で職員が自ら仕事にとりくんでいくことが必要と考えます。職員評価もそうした視点から見直します。イベントや開発行政の在り方を見直して職員配置を適正化するとともに、必要な職員数を確保します。